N松様   WIND S110E

脚とカウル修理    モーターマウント改造

脚の同枠は完全に破壊されてます。
カウルもかなりのダメージです。
破材の有る分をパズルして修理段取り妄想。。
どこから取り掛かって良いものか・・・

手始めにフニャフニャになったカウルを低粘度の瞬間で有る程度固めてパテ埋めし、ペーパーで綺麗に削り込みました。

その後、銀塗装
続いて白塗装で、近くで見るとあまり良い出来では無いですが、写真で見ると綺麗に仕上がりました。(笑)
破材を元に厚紙に有る程度型取
破材の無い部分はフリーハンドで書きました。

今回は4mmのシナベニヤにカーボンシートを両面貼って部材強度を確保しました。

エポキシを多く使えば綺麗ですが、見えない部分なのでエポキシはかなり少なめでカーボンにやっと浸み込む量にしました。

型取した紙を貼ります。
ミシン鋸で切り抜き作業
修正もせずピッタリはまりました。
前の枠もピッタリです。

前の同枠の破材はかろうじて有ったのでそのまま接着しました。後の同枠は破材が無かったのでシナベニヤをカットして2枚張りにしました。

前後の同枠はこの段階ではまだ接着してません

右に有るカーボンを貼った板が脚の台座で、まだほぞ加工してない状態です。
脚の台座をほぞ加工して、脚の止めネジ位置決めした後、同枠と一緒に圧着しました。
脚の台座の上面はカーボンを事前に貼っていて下面は後貼りして、角まで張り込んで補強しました。
かなり強度が出てます。
爪ナットは軽いものに交換しました。
脚の仮付けでしっかり強度が出ました。

今回の修理を期にモーターもハッカーからスコーピオンに交換してほしいと言う事ですが、私や別のクラブ員の方もモーターパワーが有ってマウントが壊れたので、マウント補強をしました。

又、スコーピオンのモーターに付属するプロペラアダプターが品質が悪くてトラブり続きなので、50プロのプロペラアダプターを薦めて一緒に買ってもらいました。

ただ、プロペラアダプターの長さが8mmぐらい長いのでモーターマウントの改造もする事に成ります。

モーターマウントはカーボンシートでガッチリ補強します。
モーターを8mm後退させるために4mmベニヤ2枚にカーボン貼ってモーターマウントを内側から接着します。
元のモーターマウントを機械でカット
これでやると1分もかからず穴あけできます。
モーターマウント圧着
事前に元の穴位置に合わせてネジ穴開けていたので、位置的にバッチリです。
スコーピオンのモーターのコードが短いので狭いスペースの作業はかなり手間取りますが綺麗に収まりました。
下面プランク
プランクしたバルサをペーパーで鳴らしてフイルム貼り
赤のフイルムも少しグチャグチャしてたので10cmぐらい張り替えました。
写真で見ると綺麗に仕上がってるように見えますね(笑)
脚も傷だらけだったので塗装しました。
脚の穴を開ける作業で、外からでは穴位置が分かりにくいので、内側にカッターの刃を置いてドライバーで外側におします。

すると何と言う事でしょう。

脚の穴位置が一発で解ります。

脚のひれをエポキシで圧着

この方法がピッタリ付けられます。

完成です。
近くで見ると、細かな傷等有ります。
遠目から見ると綺麗だ。

メカセッティングの確認後オーナーさんがテストフライトしました。

オーナーさんは大変喜んでくれました。

私も無事飛んで、無着陸も問題なく出来てホッとしました。

趣味でやっててこんなに感謝されて、お礼に頂きました。

次は断ろうと思いつつ・・・・・ヽ(=´▽`=)ノ